社長の中には、勘違いをしている方が存在する。特に創業社長は自らの力でここまで会社が成長したのだと
思い込んでいる方が多い。確かに、創業時の努力や発想力、行動力、度胸などは素晴らしく、ある一定の規模までは
社長自らの力で売り上げ、収益を確保できた事には間違いない。
但し、一人の力では会社を大きくすることは不可能であることを、決して忘れてはいけない事です。
周りの多くの方々の支えによって、今を作り上げていることを忘れ、業者は従業員に対して不平や不満をもった
行動をとる社長も存在する。一番厄介なのは、顔を合わせている時は、感謝していると周りに対して言葉を発するが
メールやSNS上では、感謝ではなく叱責ばかりを表現する。これでは業者も従業員も経営者に対する不信感を抱き
何が本当なのかわからなくなるものです。
また、直接的な利益を生み出す部門が全てかのように行動し、間接部門は必要ないととらえる社長もいるが、
社会には役割が存在し、それぞれが得意分野で貢献している事を忘れている。
直接的な収益が目に見える形ではなくても会社を円滑に回すための事務作業や、従業員のメンタルケアをする部門、
経理などの管理部門など、間接部門の存在を疎かにする経営者は、自らが周りに守られていることを知らない
裸の王様状態に陥っていることを気づいていない。
周りに感謝し、表現し、行動することは経営者でなくても、周りに信頼されるためには大切なことです。